最近では子供達等に迷惑を掛けない様に、自分の死後に向けて永代供養の納骨堂等を生前予約したり、葬儀会館を見学して見積もりを取って、その料金見合い分の預金を別に分かる様にしたり、色々と終活を行われる方が増えています。

もちろん、こうした事も大切ですが、子供や遺族に迷惑を掛けないと言う点では、遺品整理の事も考えるべきです。日々の生活をしていてものを全く持たないと言う訳には行きませんが、不用品の処分を行う断捨離もしっかりと行っておくべきです。

葬儀やお墓のことは、足腰が弱っても段取りする事が可能です。しかし、この断捨離は身体が動く間に行わないと、本当に歩く事さえ億劫になってからではできない事です。

特に2階建ての住宅の2階部分から不用品を1階に下ろす事の大変さを想像すれば良く分かるでしょう。遺品整理も、業者さんにお願いすれば簡単だと思われるかも知れませんが、葬儀を営み、四十九日法要を済ませ、そこから遺品整理と納骨の段取りを遺族は行う必要があるのです。

従って業者さんにお願いするにしても、ものの量を減らし、遺品整理が短期間に行える様にする事が大切です。また遺品整理業者にすべての家財道具を処分してもらうと、合祀墓への納骨費用以上が掛かってしまいます。処分費用の点からも少しづつ断捨離をしてものの量を減らして置く事が必要なのです。

余りにも乱雑でものに溢れた生活をしていると、遺族は故人をひとりぼっちにし、面倒を十分に見てやれなかったと言う自責の念に駆られたりもし、精神的にも後悔の念を抱かせる懸念があるのです。

また身の回りの整理という意味では、重要な書類や金融機関の通帳もまとめて分かりやすくしておくことも重要です。さらに額が少なくても、遺族が金融機関に相続手続きをする手間を考えると、余り多くの金融機関に預貯金を分散するのではなく、2,3の金融機関に集約して、相続手付きの負担を減らす事が出来るようにしておくことも大切です。

遺族の事を考えて、色々と気遣う気持ちはよく理解できますが、まずは断捨離をしっかりと行い、シンプルで分かりやすい生活を心がけていて、いくばくかのお金を残せれば、遺族は身の丈にあった対処をしてくれるものです。